2025福袋第二弾
2025年福袋は
過去最大のチャンス!
✅ホンジュラス ロス・ピニョス ティピカ・カルバハル ナチュラル
◾️カッピングプロファイル
ブラッドオレンジ、アプリコット、ブラックカラント、ベリー、シュガーケイン、ラウンドマウスフィール、ロングアフターテイスト、インプルーブ
国
ホンジュラス
標高
1600-1800m
エリア
レンピラ県サン・アンドレス、カオナ
品種
ティピカ
農園名
ロス・ピニョス農園
生産処理
ナチュラル
生産者
オルランド・カルバハル
◾️80本のティピカの苗木から
ロス・ピニョス農園のオルランド氏は、元々は牧畜農家でしたが、コーヒーを大量生産して生計を立てたいと思い描き、その開業資金を得るためにアメリカへ2年間出稼ぎに行き、1994年から最愛の家族とロス・ピニョス農園を興し、コーヒー生産を開始しました。庭にあったティピカの木から80本の苗木を栽培してのスタートだったと言います。
日本との親交も深く、元々はコパンにあるBeneficio Santa Rosaへコーヒーを納入しており、そこで彼のコーヒーを知った日本のバイヤーの手で2014年に初めて日本に到着しました。
◾️量から質へ
高い評価を得て、生産面積を増やす中、2016年のレンピラ県の地域コンペティションでCOEのヘッドジャッジを務め、同国のスペシャルティコーヒーを牽引するRaga Caféのロニー・ガメス氏がロス・ピニョス農園のコロンビア種に90点を付けた事が地元新聞に掲載され、オルランド氏と親交を持ち、彼のティピカをオーストラリアや台湾の名だたるバイヤーにも発信。知る人ぞ知る農園となります。
農園をスタートした当初は大量生産を掲げていたオルランド氏ですが、彼のコーヒーを支持してくれ、来訪してくれるバイヤーたちとの繋がりから、いつしか彼の目的は、量ではなく質の高いコーヒーを生産することに変わりました。
2018年にはCup of Excellenceで第2位を受賞すると、同農園のティピカは一気にブレイク。唯一無二のフレーバーを持ったティピカは、世界中にその名が知れ渡り、その特別なフレーバーを持ったティピカは、いつの間にかティピカ・カルバハルと評されるようにまでなりました。その後も2019年、2021年と連続して上位入賞を果たし、ホンジュラスを代表する生産者の1人に数えられています。
◾️COE1位を目指して
彼はハニープロセスのコーヒーを中心に生産しており、このプロセスを磨いてきました。まず、最盛期に熟度の高いチェリーを収穫するために、土壌の栄養管理や選定、シェードの調整を行い、開花から成熟まで均一に、そして十分な養分を持ったチェリーを生産する努力を行いました。プロセスにおいて一番大切にしているのは、長期に亘って全ての工程をモニターし続ける事。そして、記録を取って適切な分析を続ける事だと言います。 その努力の成果は、彼が2018年以来、毎回COEで上位入賞を果たしていることからも伺えます。
彼の目標は、つながりを持てたバイヤーたちと末永い関係を築き、カップオブエクセレンスで1位を獲得し、喜びを分かち合う事です。その目標の為に、日々懸命にコーヒー生産に従事しています。
◾️2024年カッピングコメント
華やかで甘酸っぱい味わいのベリー感やアプリコット、ブラッドオレンジ、カシスなど果実味のあるハッキリとしたフレーバーと、ジューシーで甘酸っぱい風味や華やかな余韻の持続感が持ち味かと思います。
冷める、アシディティの印象や風味のハーモニー、バランスが向上する印象もありましたので、じっくりと楽しんでいただければと思います。
✅コスタリカ ラ・カンデリージャ ハニー
◾️カッピングプロファイル
オレンジ、ベイクドアップル、チョコレート、ココア、マリック、シルキーマウスフィール
国
コスタリカ
標高
1400〜1600m
エリア
タラス
品種
カトゥーラ
農園名
ラ・カンデリージャ
生産処理
ハニープロセス
生産者
リカルド・エルナンデス
◾️長く色褪せない良質なコーヒー
良質のコーヒー生産地として有名なコスタリカ タラス地区の標高1,500mに、周辺9農園からのコーヒーを精選するマイクロミル LA CANDELILLA(ラ・カンデリージャ)があります。コスタリカ・スペシャルティコーヒーの元祖ともいえる2000年に設立のカンデリージャでは、スペシャルティによって生まれた収益を少しずつ蓄え、2015年よりペニャゴス製のウェットミルに一新し、より高い品質で消費者に還元してくれています。新しいミルの効果として、果肉除去工程における品質の均一化が著しく、よりデリケートに狙ったクオリティを達成できるようになったと言います。また、ピッキングしたチェリーの精度を測り、より精度の高いピッキングをする事で賃金を上げるような取り組みを始め、収穫精度に大きな効果を生んでいます。
◾️風を味方につけたパティオ
精選方法は、収穫されたチェリーが当日の午後4時30分ぐらいから午後5時30分くらいに入荷し、サイフォン式チェリータンクに投入、選別され、その後パルパーによって果肉除去されます。
ハニーコーヒーは、果肉除去後のミューシレージを残したまま乾燥工程に入ります。この方法によって、ミューシレージの甘味が豆に移り、通常のウォッシュドコーヒーでは得られにくいハチミツを思わせる独特の香りやボディをもったコーヒー豆が得られます。 この方法では、果肉除去の行程で過熟豆、未熟豆を取り除くことが出来るというメリットもあります。ミューシレージがついたままの乾燥方法は、放置すると粘液質が固まりパーチメント通しがくっついてしまう為、手間を掛けて攪拌を繰り返す必要があります。ここカンデリージャでは、小規模なミルである利点を活かし、乾燥はアフリカンベットで2日間、コンクリートパティオで7日間かけて100%天日乾燥します。
◾️Casas de La Alegria(カサ・デ・ラ・アレグリア)
2020年よりワタルでは、カンデリージャ農園の生豆を輸出するCoffee Exparts社を介して、金額の一部をCasas de La Alegria基金に寄付する取り組みを始めました。Casa de la Alegriaはコーヒー農園で働く季節労働者やピッカーの子供たちに対して教育や健康支援・学童保育などを目的とした託児所を作るプログラムです。2014年よりICAFEとユニセフが主導で開始され、現在タラス、コトブルス、グレシアの3つの地域に21棟の託児所・学童を整備しています。34の農家がプロジェクトに賛同し、両親が農園で働いている間、子供たちはこの託児所で最大で週6日、1日4食の食事と学習を受ける事ができ、健康診断など健康面でのサポートも行われています。
ICAFEでは、こうした子供たちの受け皿がある事で、季節労働者の雇用環境や生活面の改善・サポートに繋げたいと考えており、子供たちの健康と成長、農園に従事する労働者の雇用環境を改善する事で、持続可能なコーヒー生産の実現と品質の向上に繋げていきたいと語っています。
◾️2024年カッピングコメント
オレンジやベイクドアップルのような甘いアロマの伴うフレーバーが感じられ、チョコレートやココアを感じさせる甘さの印象が心地よいマイルドなコーヒーに仕上がっています。マウスフィールの質感がシルキーで舌触り良く、ハニープロセスならではのバランスになっているように感じます。豆面もとても綺麗で、品質のブレもなく例年通り安定したクオリティに仕上がっているかと思います。
✅グアテマラ エスペランサ ナチュラル
◾️カッピングプロファイル
ブラックカラント、ブルーベリー、アプリコット、ティーライク、ブラウンシュガー、ブライトアシディティ、スムースマウスフィール、ロングアフターテイスト、コンプレックス
国
グアテマラ
標高
1400~1800m
エリア
ウエウエテナンゴ オハブランカ
品種
カトゥーラ、ブルボン
農園名
エスペランサ農園 ラ・ベガ区画
生産処理
ナチュラル
生産者
アウレリオ・ヴィジャトロ
◾️ウエウエテナンゴの奥地オハ・ブランカの名農園
その年採れたグアテマラの最高のコーヒーを決める国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス」にて、毎年のように優勝争いを演ずるのが、このエスペランサ農園です。農園が位置するのは首都グアテマラシティから車で6時間。メキシコとの国境の近くに位置するウエウエテナンゴのオハ・ブランカ。周辺には、世界で有名なライバル農園「エルインヘルト」など数多くのスペシャルティコーヒーの生産者がおり、まさにグアテマラ・スペシャルティコーヒーの聖地のような場所です。その中でもエスペランサ農園のクオリティの高さは、世界中のコーヒーバイヤーを魅了しています。
◾️エスペランサ農園の歴史
1956年に先代エレオドロ・ヴィジャトロ氏の手でエスペランサ農園が始まりました。当時は道も悪く、馬の背にコーヒー豆を積んで、ウエウエテナンゴ市まで何日も掛けて歩いて売りに行ったそうです。息子のアウレリオ氏は、メカニックとして働いた後に、経験を活かすべく、1986年に自身が生まれたエスペランサ農園に戻ってきました。今は息子のアウレリオ氏が中心になり、孫のジネルやクリスタベルも加わって、3世代にわたってコーヒー生産に取り組まれています。60年前には、わずか1Haだった小さな農園も、献身的に農園管理をした事で少しずつ生産量を増やし、高品質なコーヒーを提供する姿勢とその卓越したクオリティをもって、現在では自然林と共に、ラ・ベガを含めて周辺にいくつかの農園区画を所有するまでになりました。
◾️ナチュラルプロセスへの新たなチャレンジ
エスペランサ農園は、ミルを囲む2つの山からの豊かな水資源、粘土質の土壌、豊富な雨量と山風など、豊かな自然の恩恵を受けながら、絶えず素晴らしいコーヒーが生産されています。
そうした中で、エスペランサ農園の常に熟度が高く均一にピッキングを行っている強みと、近年のスペシャルティコーヒーの動向や、来訪するバイヤーからのリクエストに応えるべく、ナチュラルプロセスの生産処理に新たに取り組んでいます。
現在、ナチュラルプロセスのために、コンクリートパティオの一端にアフリカンベッドを作り、ごく少量ですが生産を始めました。ラ・ベガやパカマラで期待されている“エスペランサらしさ”を大切に、エスペランサ農園だからこそ実現できる風味特性を模索しています。
◾️2024年カッピングコメント
複雑さと明るさ
明瞭さのあるクリーンなナチュラルコーヒーに仕上がっており、ブルーベリーやカシス、リンゴ、アプリコットなど華やかなフレーバーを感じました。アシディティも明るいジューシーで、ブドウや乳酸など複合的な印象を受けますテイストも華やかな余韻が持続し、総また、冷めるアールグレイのようなティーライクなアロマも感じ、温度帯での変化や複雑に価格がネックかと思いますが、エスペランサの手間暇と知識が光るロットになったと思いますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。
✅グアテマラ エルインヘルト エチオピア種 ナチュラル
◾️カッピングプロファイル
オレンジ、プラム、レッドワイン、ミルクチョコレート、グレープ、スムースマウスフィール、ロングアフターテイスト
国
グアテマラ
標高
1750-1900m
エリア
ウエウエテナンゴ、ラ・リベルタ
品種
エチオピア原生種(Etiopia Heirloom)
農園名
インヘルト農園パタゴニア
生産処理
ナチュラル
生産者
アルトゥーロ・アギーレ
世界中の模範となるような素晴らしい農園
◾️理想的な農園の姿
長年日本で愛飲されているグアテマラの中で、常に地域・自然・家族・従業員・顧客の幸せを願って日々コーヒーと向き合っているオーナーのドン・アルトゥーロこと、アルトゥーロ・アギーレ氏。美味しいと喜ばれるコーヒーを作り続けられるのは、素晴らしい土地と生産活動に携わってくれる全ての人、それを感じて楽しんでくれる人がいるからだと言います。地域の経済活性への貢献とその家族全員が少しでも幸せな生活を送れる事を願って、収穫期ピッカーとして手伝ってくれる方々は近隣のコミュニティのみに限定し、現在ではピーク時に800人の人々が働き、地域雇用の受け皿となっています。またピッカーとして毎年同じ方が戻ってきてくれるお陰で収穫レベルも向上し、結果としてより良い賃金・福利厚生で還元できています。
◾️充実した雇用と生産体制
そして、毎年売り上げを農園に再投資しており、水力発電システム導入でディーゼルの不使用実現や、発酵層壁面と中央に空気の通り道を設け発酵過程の均一化・クリーンカップの向上を図るなど品質向上や環境保全にも熱心に取り組んでいます。最近では、新しいチェリーの荷受けタンクを増設。これによって、夜中までかかっていたチェリーの荷受け作業が夕方6時半までに終了する事ができ、雇用と品質面において大きく前進する事ができたと言います。
◾️情熱を絶やさない姿勢
農園には100万本を越える木が栽培されており、アギーレ氏自ら1本1本全ての健康状態をチェックしていきます。その為一般的に行われる区画・列毎の画一的なカットバックは行いません。手間は何倍もかかりますが、農園の隅々まで満遍なく健康であり続ける為には木の1本1本を個別に手入れする事は欠かせない事だそうです。また使用している肥料も毎年複数試験的に使用し、エル・インヘルトに最も合うものはどれなのか、もっと味わいを良くしてくれる肥料があるのか、常に上を見続けています。
今回のエチオピア種は、近年コスタリカの友人を介してインヘルト農園に渡ったものです。この品種をゲイシャなどの希少品種の栽培を行っている農園内高地のパタゴニア区画で、小規模に生産を行っています。
◾️2024年カッピングコメント
インパクトのあるナチュラル
インヘルトとしては、かなり強いナチュラルでプラムやワイニーな風味があり、濃度の濃さ、インパクトの強いロットに感じます。濃厚ゆえに、マウスフィールの粘性感やフレーバーの余韻の長さも感じやすい印象です。華やかで明るいフレーバーが感じられました。
80g×4銘柄の合計320g
(生豆時)でお届けします。
※焙煎後は水分が抜けて1〜2割程度軽くなります。
PS.毎年即完売の福袋ですが今年は最強すぎるので60セット限定となります。
※注文確定後のキャンセルはできません。